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ガイ・カワサキ~起業家精神2.0

Written on July 11, 2010

ガイ・カワサキ~起業家精神2.0
Guy Kawasaki ~ Entrepreneurship 2.0~Sponsored by UCSC Extension

ガイ・カワサキ氏のセミナーへ行ってきました。「カワサキ」といっても日本人ではなく、ハワイ出身の日系アメリカ人です。設立当時のアップルコンピューター でマーケティングを担当していたことでとても有名な人で、元アップルのエバンジェリスト(evangelist)でアップル・フェロー(Fellow)で もあります。エバンジェリストとはもともと「(キリスト教の)伝道師」という意味ですが、この場合「アップル(Mac)の伝道師。「なぜWindowsで はなくMacを使った方がいいのか?」など、アップルコンピューターのマッキントッシュの良さを世の中にいわば「布教」した人で、アップル・フェローと は、アップル社の特別アドバイザーのような存在でアップルが認めたエキスパート(専門家)に与えられる称号のことです。つまりアップルの偉い人ということ ですね。現在ではアップルを離れ、VC(Venture Capitalist)として多くのベンチャー企業に投資をし、その経営コンサルティングをしてベンチャー企業を育てるなど多岐に渡る活躍をみせています。

彼のセミナーですが、主催のUCSC(カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校)側のインタビュアーによるガイ・カワサキ氏へのインタビュー形式で行われました。

まずは彼の略歴ですが、彼はスタンフォード大学で心理学を専攻。その後、弁護士を目指し法律学校に通うも2週間で辞めてしまったとか。そのことにつ いてカワサキ氏いわく「人が20年かけて学ぶものを、2週間で学んでしまったよ(笑)」。その後は、UCLA(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)で MBAを取得。この時にマーケティングを学ぶ。

トークの内容はこんな感じです。
インタビュアー「あなたは、なぜ成功できたのか?」
カワサキ氏「運 が良かったから」(場内爆笑)「たまたま運よく成功する会社にいれれば、その後10年間はその会社にいたという実績だけで、食べていけるよ(笑)。でも、 ほんとにそう思うんだよ。スティーブという人間に出会えたことはついていたと思うよ。アップルの成功は彼なしでは語れない。彼は本当に驚くべき人間だよ、 誰も彼の真似なんかできないね。」

インタビュアー「ではどうすれば運が良くなるのでしょう?」
カワサキ氏「少なくともカルマ(因果応報?)を信じることかな。ポジティブにものを考える。」

インタビュアー「アップル製品が成功した理由は?」
カワサキ氏「その優れたインダストリアル(産業)・デザインとユーザビリティー(使い易さ)にあると思う。」

インタビュアー「iPhoneが売れてますが、もしマイクロソフトにアドバイスをするとすれば?」
カワサキ氏「え~Googleを買収しなさい」(笑)
そして話は、Twitterの話へ。カワサキ氏いわく「Twitterはマーケティングツールとして強力な武器になる」と。実際に彼のTwitterには25万人以上の人がフォローしています。芸能人並みですね。
カワサキ氏「Twitterの鍵はそのフォロアー(フォローしている人)の数にある。フォローしてくれる人の数は多いほどいいね。」

実に、カワサキ氏は、25万人の人からフォローされていますが彼自身、26万人の人をフォローしています。そうなってくると到底みんなのツイートをフォローできないので、@Kawasakiだけを検索してみているとか。でも中には「カワサキ氏ね」などと悪口もかかれるそうで、「そういう時はフィルター機能で非表示にする。それが秘訣その1だね(笑)。くだらないツイートにつき合うな。」

秘訣その2「できるだけ@Kawasakiに対して返事をする。」そのことでフォローしてる人とのコミュニケーションがとれ、フォローしてる人を離さない。
ち なみに、カワサキ氏はCNNやESPNのように、1日のうちに8時間おきに同じ内容を繰り返しツイートしているそうです。「もし、僕にフォローしていて まったく同じツイートを1日に2回見かけることがあったら、それは僕のせいではなく、あなたがフォローしている時間が長すぎるということだよ。(笑)」

インタビュアー「でもあなたのように有名でない人はどうすればフォローしてもらえるようになるのでしょうか?」

秘訣その3「RT(リツイート)を活用する。」人がフォローしてくれるのは、その人が面白い興味深いひとだから。面白い記事のリンクをニュースとして情報発信する。

秘訣その4「自分の得意分野でのエキスパートになる。」できるところから始めていくことが大事。

全体的に笑いの絶えないジョークまじりの対談で、かなりくだけた雰囲気でトークをしてくれた感がありましたが、これもひとつの、笑いを誘う→聞く人の共感を得る→興味を誘う、というトークテクニックではないでしょうか。

起業家へのアドバイス
・お金をかけるな!オープンソースやソーシャルメディアなどタダで使えるものを使う。
・パワーポイントやエクセルは使うな!スプレッドシートなんて、みんな同じに見えるよ。
・やっぱり大事なのは実際に、「プロトタイプ(試作)」を作ってみせること!

またこんなことも言っていました「VCは、すでに実績のあるチームに投資をしようとしたがるが、本当のサクセスストーリーはハングリーでまだ実績のない若者たちから始まるもの。」だと。

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