SFNewTech Japan Night 10/13/10
Written on November 9, 2010

足掛け4ヶ月に渡るプロジェクト期間を経て、ついにこの日を迎えることができました。チケットもおかげさまでSOLD OUT!会場には、The Wall Street Journalをはじめ日経新聞の取材も訪れ、関係者を含め300人あまりの方にご来場いただきました。まずは、御礼を申し上げたいと思います。「ありがとうございました!」開場の5:30と同時に参加者が入りだし、開始の7:30までには先着120名に無料で振る舞われたアサヒビールを片手に参加者同士のネットワーキングも盛り上がっていました。NewTech = 技術者ということでもなく、VC、ジャーナリスト、デザイナー、スタートアップの企業家、フリーランサーといった様々な分野のコミュニケーションができるのもこのイベントの魅力のひとつです。

SPYSEE
CTO Hironori Tomobe / Makoto Kondo
さて記念すべき第1回目のトップバッターはあの人検索「SPYSEE」。SPYSEEとは、セマンテックウェブ技術を利用し「ひと」に関する情報をウェブから取り出し、まとめて見せる次世代検索エンジンです。このサイトのおもしろい所は人と人のつながりがビジュアル化されるという所です。意外なところで意外な人同士がつながっていたり、新たな発見もみられます。ビジネス的にも、事前に顧客のバックグラウンド情報、特に人と人とのつながりに関する情報があれば、戦略も立てやすく、取引がスムーズにいくでしょう。(ビジュアル的にはFacebookのアプリTouchGraphのような感じです)現在ある人名検索サイトには、123people.com、pipl.com、 peoplefinder.com、などがあります。しかし、いずれもSPYSEEのような人と人とのつながりをビジュアル化する機能はもっていません。いずれも英語圏のサイトですでにグローバル展開をしていますが、SPYSEEのアクセスが現在日本からだけであるということを踏まえると、SPYSEEがグローバル展開した場合に、そのグローバルマーケットにおける可能性が感じられます。グローバル化するうえでの課題は、いかにそれぞれの国、言語における人の名前を技術的に認識できるかどうかだそうです。ぜひとも人名検索世界シェアトップを目指してほしいものです。TechCrunch50 2009参加企業。
http://spysee.com/

Lang-8
Ki Yoyo, Founder & CEO
続いては「Lang-8」。Lang8とは、言語学習者向けの相互添削型ソーシャル・ネットワーキング・サービス です。翻訳サービスと勘違いされることもあるそうですが「言語学習サービス」です。アメリカなどではよく日本語を勉強しているアメリカ人と日本人留学生同士が、ランゲージ・エクスチェンジ・パートナーとしてお互いの言葉を教え合うことがありますが、それと同じようなことがオンライン上で実現されます。ランゲージ・エクスチェンジとの相違点は、オンラインですので不特定のネイティブスピーカーがそのつど添削してくれることです。もちろん、いつでもどこでも都合の良いときにできます。実に平均約5分程度で添削結果は返ってくるそうです。「相互添削」なので添削してもらうばかりでなく、自分も他のだれかの文章を添削しなければならず、添削した分だけポイントとして加算されていき、ポイント数に応じて自分も添削してもらうことができるという仕組みです。だれでも自分の母国語をもっているので、世界中のみんながそれぞれのアドバンテージを生かすことができます。実に19万人のユーザーが200ヶ国に渡り利用しており、その7割が日本以外で利用されています。今日までに80種類の言語で57万エントリーが投稿されています。今後の課題として、日本人以外のユーザー数を増やすこと、海外でのマーケティングがポイントとなっているそうです。
http://lang-8.com/

GazoPa
Hideki Kobayashi, Project Leader
「GazoPa」は、日立製作所内のベンチャープロジェクトとして開発された類似画像検索エンジンです。 簡単にいえば、Googleのイメージサーチでは、キーワードで検索しますが、GazoPaでは画像ファイルをアップロードすることで、その画像ファイルによく似た画像ファイルを検索します。画像ファイル以外にも、自分でペンツールを使って描いた絵を検索することも可能。この類似画像検索機能を応用した新たなサービスが、GazoPa Styleです。eBay、Amazon、EtsyなどのEコマースサイトで同じようなファッョンアイテムでこれに似たモノでもう少し安いものを探してみたい、と言う時に役に立つサービスです。FireFoxのプラグインをインストールすれば、上記のEコマースサイトからも直接検索できます。上記サイトにあるファッションアイテムの画像の上で右クリックすると、右クリックメニューにGazopa Styleが追加されるので、Gazopa Styleを選択し、更にアイテムのカテゴリー(Tシャツ、ジーンズなど)を選択すれば、別ウィンドウGazopa Styleが開き、同じようなアイテムが検索結果として表示されます。もうひとつのサービスがGazoPa Answersです。Q&Aのサイトとしては、Answers.comやYahoo Answersなどがありますが、GazoPa Answersでは画像をアップロードし、これは何?これはだれ?ここはどこ?などといった質問ができます。TechCrunch50ファイナリスト。
http://www.gazopa.com/

Coopa!
Tsutomu Sasaki, Founder & CEO
この日約2時間前にローンチされたばかりという「Coopa!」は、iPadに最適化されたHTML5エディターとHTML5ビュワーです。実際にコーディングをしなくてもHTML5ドキュメントをウェブ上でリアルタイムに公開したり、編集したり追加したりが簡単にできます。ドラッグアンドドロップでテキスト編集や画像はもちろん、ウィジェットとしてGoogleマップ、
YouTube、Ustream、Twitter、Picasa、RSSなども付け加えることができます。iPodを使えば、タッチパネル上で指先を使いながら編集することができるのも魅力ですね。外出先でも3Gネットワークでリアルタイムでアップデートでき、iPodの手軽さを生かせば、ビジネスツールとして便利です。日常業務のかたわらで、気づいたときに手軽に作れるので、整理すれば、リファレンスマニュアル集としても使えます。HTML5とJavaScriptで業務用ビジネスアプリの制作を実現するYubizoエンジン上で開発。50MBまでは無料で使用可能ですが、プレミアムユーザーは有料。現在はまだベータ版です。福岡県に本社をおく株式会社アイキューブドシステムズのサービス。
https://coopa.jp/

Drrop
wiither Takuro Yoshida, Project Leader & Programmer
こちらも先月開始したばかりというソーシャルWebサービス「Drrop」。Drropと呼ばれる24時間以内に世界中の誰かによって投稿されたメッセージが、ランダムに現れます。もしそのメッセージが気に入れば、その場でReplyするか、Reply Laterとして後から返信します。気に入らなかった場合Wipeボタンをクリックすることで次のメッセージを見ることができますが、1度Wipeしたものは2度と表示されません。開発者の話によれば、もともとFacebookやTwitter、LinkedinなどのSNSをやっていて見ず知らずの人から友達リクエストをもらい、少し戸惑ってしまったという経験から、もっとオンライン上で見ず知らずの人と簡単に友達になれる方法はないかと考え付いたのがDrropだそうです。キーワードは「Before」。「Before Facebook, Before Twitter, Before Linkedin」とSNSで友達になる前「Before」にDrropを通じて世界のどこかの誰かと友達になろうというコンセプトです。一度Wipeしたメッセージは2度と見れず、世界中のどこのだれと出会うか分からないというのも魅力です。Drropのアニメーションがこちらから見れます。http://vimeo.com/15759270
http://drrop.com/

myGengo
Robert Laing, CEO & Founder / Matthew Romaine, Co-founder
「myGengo」もLang-8と同じ言語系サービスですが、こちらは翻訳サービスです。翻訳といえばGoogle翻訳がありますが、意味不明な翻訳結果がかえってくることもしばしばです。そこで、やはり人的な力に頼るしかないのが現状ですが、myGengoでは翻訳を依頼したいユーザーと事前に翻訳テストを受けてmyGengoに登録された翻訳者をサイトを通じて結びつけるというプラットフォームを提供します。特徴として、普段は翻訳会社には頼めないような短い文章、Twitterのつぶやきなども依頼できるということや翻訳者の能力に応じてスタンダード、プロ、ウルトラと3段階にランク付けされていて、依頼者の予算に応じて選ぶことができます。日本語から英語の場合、1文字約3円からという安さも魅力です。myGengoではMovableTypeと協業し「String」という多言語サイトの翻訳状況を管理するツール(プラグイン)も無料で提供しているそうです。複数の言語から成るサイトの場合、1つの言語をアップデートすると他の言語も同じようにアップデートしなければならず、その作業の煩雑さもStringを使えば、一元化して管理することができます。APIも提供しており、APIを使えば、わざわざmyGengoのウェブサイトへ行かなくても直接APIを通じて翻訳を依頼することができます。
http://mygengo.com/

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次回は2011年4月をめどに、弟2回目開催も検討中です。今後もご期待ください!
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